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マタギと古代布の文化が現存している新潟県村上市の最北、山道の行き止まりの村・山熊田で作る、伝統工芸品や山のかごバッグなど、山のものを直売しています。


〜「しな布」とは〜
日本の3大古代布として、古くからこの山熊田で作られてきました。山に自生するシナノキやオオバボダイジュの樹皮から作る、大変珍しいものです。
織り上がるまでおよそ1年かかる布は、丈夫で水にも熱にも強く、代々母から娘、嫁へと技術が受け継がれてきました。
電気もガスも水道も使わず、全て手作業で作られる布は大変希少です。特に山熊田産のものは、糸が細く、ほのかに光沢があり、野性味と上品さを兼ね備えた質の良さが特徴です。
山がそのまま布になったようです。

〜やまぶどうカゴ〜
片道2〜3時間かかるような山奥へ分け入り、やまぶどうの蔓を採取しています。
風合いが良く、丈夫で長持ちする蔓を採るには、一年に2週間ほどの間しかありません。
昔から山熊田の村では、山肌で焼畑をしたり、山菜を採って暮らしてきましたが、そこで活躍してきたのが、やまぶどうやあけびなど、丈夫なカゴ(ここではテゴと呼んでいます)でした。
昔ながらの山の民の技を、皆様の暮らしの中でもお楽しみいただけたらと思います。