山熊田工房について
当工房では、羽越しな布の原料採取 - 糸作り - 機織り - 販売までを行い、後継者の育成やしな布の振興にも取り組んでいます。
また山のかごバッグなど、山のものも直売しています。
(※工房は一般公開しておりません)
山の民俗が薫る、山熊田のしな布
新潟県の北の端、山道の行き止まりに佇む山熊田集落。
15世帯32名がひっそりと暮らす、“マタギとしな布の村”です。
山熊田のしな布は、今なお生活の中から生み出されています。
春になると集団で山を駆けて熊を巻き、埋もれる程のゼンマイを採っては揉み、少しの平地に田植えをする。
そして薪を割り、梅雨にはシナ剥ぎをしてシナ糸の材料を仕込み、夏には山を焼いてカブの種を蒔く。
秋には木の実を拾い、稲を刈り、長い冬への備えをする。
そして雪に埋もれる冬、半年かけて少しずつ績み繋げたシナ糸に撚りをかけ、機織りをする ⎯⎯。
私たちはこの、観光パフォーマンスではなく生活としてひっそりと続いてきた ”生きた山の暮らし” を、しな布を軸に後世に繋げていきたいと考えています。
作り手
大滝 ジュンコ

1977 埼玉県生まれ
東北芸術工科大学金属工芸コース卒
同大学院 実験芸術コース修了
現代美術家として全国で活動
2015 山熊田へ移住
2018 山熊田工房を設立
2021 日本民藝館展 入選・準入選
2022 三井ゴールデン匠賞 ファイナリスト選出
2023 全国伝統的工芸品公募展 入選
2024 日本伝統工芸再生コンテスト
クラフトリーダー選出( Japan Craft 21)
丹羽 梢

1994 東京都生まれ
青山学院大学文学部比較芸術学科卒
2016 藍染工房壺草苑入社 職人として従事
天然藍灰汁発酵建ての技法を習得
山崎和樹氏のもとで草木染めを学ぶ
2023 山熊田へ移住
村上市地域おこし協力隊に就任し、
羽越しな布の継承に取り組む
大滝 初見

1936 山熊田生まれ
幼少期よりシナ糸を績み続けている